人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 江戸っ子な友達 その5 「ここ... ごめんね、お母さん。 >>

江戸っ子な友達 その4「まぼろしの鯖寿司」

また、日本滞在日記の続きです。

「今夜は身内だけで食事会を開きます。」

淳子さんは、お魚の買出しに、御徒町の吉池へ出かけて行った。
「私は、吉池を下町の築地と呼んでいるの。」と淳子さん。

今夜は、娘さんのMちゃんと、ご主人のKさんもやってくる。

しばらくぶりに再会した、占い師のSさんと、話に花を咲かせているうちに、淳子さんが
買い物から戻ってきた。

「なにか手伝おうか?」と私達。「大丈夫、座っていて。」と、いつも一人で手際よく
料理をする淳子さん。

お魚の光ものが、苦手な人がい多いけど、私は、昔から鯖が大好き! 

それを覚えていてくれて、どうしても私に食べさせたいと、わざわざ滋賀県の旭屋という
ところから、「鯖の棒寿司」を取り寄せてくれた。
江戸っ子な友達 その4「まぼろしの鯖寿司」_f0179059_23407.jpg

この鯖の身の厚さ、ご飯と同じくらい厚い! 見るからに脂が乗っていて、
身がはちきれそう!
江戸っ子な友達 その4「まぼろしの鯖寿司」_f0179059_2362641.jpg

鯖だからって馬鹿にできない! サイトを見てびっくり、値段も凄い!

ちょっと、一切れ、「う~ん、おいしい~。」
もう一切れ、、、うふふ、、、食事会の前につまみ食い。

「ねえ、それ何? 何作っているの?」
江戸っ子な友達 その4「まぼろしの鯖寿司」_f0179059_2395410.jpg

「これは、蕎麦味噌。」「へー、初めて。」
「日本酒にぴったりの蕎麦通おつまみなの。」と食道楽らしい答えが返ってくる。

蕎麦味噌の作り方を聞きました。
西京味噌・砂糖・柚の皮のみじん切り・鰹節に蕎麦の実を合わせよく混ぜて、へらに
ピッタリこすり付け、直火で焦げ目がつくまであぶるそうです。


本当にこれは、日本酒にぴったり。おいしかった。

そこへ、娘さんのMちゃんと、ご主人のKさんがやってきた。

「さあ、みんな、部屋着に着替えてから、ゆっくり楽しみながら食事しましょう。」

こうすると、ほんとうにリラックスできる。これは、お泊りする気のおけない仲間への、
淳子宅の接待術のひとつだ。

皆さっそく部屋着に着替える。でも占い師のSさんはいっこうに着替える様子なし、、、、。
淳子さんが、「着替えないの?」
「いいの、この洋服の下に、もうパジャマ着てきたから。」

もう皆で大笑い。

次はまたおいしいものがいっぱいです。お楽しみに。
by maribabalondon | 2009-01-24 23:32
<< 江戸っ子な友達 その5 「ここ... ごめんね、お母さん。 >>